「ブラックペアン」天城雪彦vs「ドクターX」大門未知子…どっちが手術がうまい?

公開日: 更新日:

「ディアブル(悪魔)」のメスと「失敗しない私」のメスと、外科医としての腕はどっちが上なのか。TBSドラマ「ブラックペアン2」の心臓外科医・天城雪彦(二宮和也)は、世界で自分にしかできないと豪語するダイレクトアナストモーシス(直接吻合法)手術で狭心症や心筋梗塞の重病患者を救ってきた。

 心臓に酸素やエネルギーを送る冠状動脈が細くなったり詰まったりすると、疾患部分を迂回するバイパスを作るのが一般的な手術だが、天城は詰まっている箇所を切り取って、別のところから持ってきた血管でつなぐ。ただ、血管は2~4ミリと非常に細く(つまようじくらい)、縫合する糸は髪の毛より細く切れやすい。これを顕微鏡や拡大鏡で見ながら、それも心臓を動かしながらごく短時間で行わなければならない。天城はこの超難手術で成功率100%なのだが、患者がある“賭け”に勝たないと執刀を引き受けず、自分でも「僕は(運を弄ぶ)悪魔だよ」とうそぶく。

「心臓でダイレクトアナストモーシスという手術は、実際にこれまで何例かありますが、結果ははかばかしくなく、やってみようという医者は今はまずいないでしょう。ドラマの天城センセイはこれを常に完璧にこなすのですから、たしかに世界トップの心臓外科医ということになります」(医療ジャーナリスト)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動