グレート義太夫さん「病気だらけで大変…だから1年の目標はいつも、今年も死なない!」
グレート義太夫さん(66歳/芸人)
長年、糖尿病治療中の芸人、グレート義太夫さんは昨夏に心筋梗塞の大手術を体験。“生きるためのクスリ”は浅草での寄席と、同じ病気の人たちに向けた講演だという。
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昨年の8月に心筋梗塞の手術をしたんです。胸を押さえて倒れたとかではなくて、ペースメーカーの入れ替えの時期に糖尿病のクリニックで発覚したんですよ。
順を追って話しますとね、2015年ごろに糖尿病が原因の神経障害で心臓の左右のポンプのタイミングが合わなくなり、脈拍が1分に49回まで落ちました。脈拍数の表を見ると、その回数は大きい動物かおじいさんと書いてあって(笑)。それ以来、ペースメーカーを入れています。
それで今回の心筋梗塞は糖尿治療の透析クリニックで発覚しました。血圧を測ると上が70くらいで、心音を聞いた先生が「これはおかしい。すぐ病院に行ってくれ」と。僕は「この後に仕事が」とゴネましたが、「命の保証はできません」と言われて。実はその直後に心臓が7秒停止し、その間僕は意識がなくて。
救急搬送になり、そのまま緊急手術。午後2時に始まり、麻酔が切れて目が覚めた時はお昼でしたから、10時間くらいの大手術でした。先生には「自宅か外にいる時に心筋梗塞の症状が出ていたら危なかった」と言われましたね。クリニックでわかったのは不幸中の幸いでした。
ちょうどペースメーカーの入れ替えの時期でしたが、心筋梗塞の手術からは3カ月は空けないと入れ替えができないらしく、先々月の11月に入れ替えのために再入院。
心筋梗塞の後に不整脈が出ちゃっていたので電気信号を出すタイプのペースメーカーから、内蔵のAED型に変わりました。さらに、その頃、思い切り深呼吸ができないので、レントゲンを撮ったら肺に水がたまっていました。病気だらけで、もう大変ですよ。
しかも、心臓と肺って生死に直接関わるから命のダブルリーチがかかっちゃってます。