フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

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遠藤副会長「影響力あるのは間違いない」

 23日、フジ元社長で現同社副会長の遠藤龍之介氏は、民放連の定例会見後に“日枝体制の一新”について質問されると、「全てのことを日枝が決めていると言われるんですけど、実はそんなことは本当にない。ただ影響力があることは間違いない」と一部認めた。2005年のライブドアによるフジテレビ買収で日枝氏と対峙した実業家の堀江貴文氏は、「日枝さんが出てこないとフジテレビの問題は解決しない。ずっと彼が操っている院政なので」とユーチューブでコメント。一方、23日にフジ局内で開催された「社員説明会」では、日枝氏を含めた上層部の退陣要求が飛び出し、会場から拍手が起きたとされる。

 こうした自身を取り巻く環境の微妙な変化を察知したのか、日枝氏は“雲隠れ”の姿勢を強めている。23日の臨時取締役会前にTBSがフジ・メディアHDの嘉納修治会長、金光修社長らを自宅前で直撃していたが、日枝氏が冗舌に語る姿はなかった。ホリエモンのフジテレビ買収の時はもちろん、これまでフジに何かあると、東京都内の高級住宅街にある豪邸前で取材に応じてきた日枝氏だが、今回は“取材NG”だという。

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