デヴィ夫人も参院選出馬表明! 陣営指揮する“選挙の神様”「個人で100万票以上は取れるのでは」の仰天と根拠
識者「国民の選択肢を増やすどころか、撹乱しているようにも…」
参院選の比例代表は約100万票で1議席といわれる。藤川氏の言う「最低でも2~3議席」は、200万~300万票を見込んでいるということ。
日刊ゲンダイの記者が根拠を問うと、藤川氏は「今の時代、新党をつくった場合は参政党とか130万~150万票ぐらいは増えている」と持論を展開。「デヴィ代表個人として100万票以上は取れるのではないか」と期待を寄せ、政党と個人の票を合わせて「300万票ぐらい」と語った。
藤川氏のもくろみ通りにワンダフルな勝利を収めるか、ニャンとも言えない結果に終わるかは見通せないが、参院選は政党乱立による玉石混交で大混乱することは間違いない。
国民民主党は全国32の改選1人区に「できる限り」の擁立を目指しており、野党候補の一本化への影響は必至。前回2022年の参院選で躍進した参政党も、比例代表を含め計50人超を立てる方針を掲げる。あのN国党党首の立花孝志氏も比例代表で参戦する見通しだ。
「条件を満たせば誰でも立候補ができるし、国民の選択肢が増えるのは結構な話だけれども、すべての候補者が真摯に『国民の信を問う』ているのか。自らの当選を目的とせずに出馬したり、あるいは売名や宣伝に結び付けたり。国民の選択肢を増やすどころか、撹乱しているようにも映る。参院選では歯止めがかかるといいのですが」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
石丸旋風も国民民主の躍進も、ネットを駆使した空中戦がカギを握った。参院選もあの異様な光景が繰り広げられるのか。
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