フジテレビ「女子アナ上納文文化」の驚愕ルーツ…ドン日枝久氏“大名行列”で若手引き連れ局内で下に~下に!
女子アナにこだわり、採用時から好みのタイプを優先させてきた“ドン”日枝久氏
そんな組織体質を醸成させたとされるのがフジの「ドン」こと日枝久氏(87)だ。実に41年に及ぶ取締役在任から退いたが、中野氏はこう言う。
「女性社員、とりわけ女子アナにはこだわり、採用するときから好みのタイプを優先させていました。『清楚で上品なルックス』『慶応出身者』『ミスならなお』といった基準で、それが採用プロセスの不透明さにつながるとして、社内でも問題視する声もありましたけど、まったく追及されることなく続いてきた。そうやって採用した女子アナを日枝氏は何か勘違いでもしていたのではないでしょうか。毎年正月に女子アナを引き連れて局内を巡回する『大名行列』を行っていたのは、社員の間では慣例行事でした。大物タレントらへの上納も接待も、もとはといえば日枝氏の時代にまでさかのぼり、『花の3人娘』などと言って、女子アナをタレントとして売り出していたことにはじまる。そして、そうした売り出し方は今も続いているのですから、根が深いのです」
中居氏問題を受け、多くのスポンサー企業から見放されてようやく刷新に乗り出したが、清水社長ら現経営トップは「日枝チルドレン」である。会見で清水社長も「社員の気持ちは前向きに変わりつつある」とする一方、「会社全体としての自信はまだない」とコメントしていた。
「こうした悪しき風土は、日枝氏ひとりがつくり上げたわけではないかもしれません。フジテレビに関わっていた全ての人が、自分の感覚がどうだったのかを見つめ直す必要があるのではと思います。外部の人間のひとりとして番組制作に関わった自分の目も感覚も、どうだったのか考えさせられました」(平野早苗さん)
フジテレビに染みついた悪しき文化は外部からトップを招かない限り、変わらないとの声があがっているのも当然だろう。
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