ルビー・モレノ ドタキャン失踪フィリピン帰国騒動
■1995年9月
93年の映画「月はどっちに出ている」で数々の映画賞を総ナメにしたフィリピン出身の女優、ルビー・モレノ。「じゃぱゆきさん」だった過去や娘の障害を衝撃告白、さらにはヘアヌード写真集の発売と注目の存在だったが、ドラマ出演をドタキャンし、フィリピンに失踪するという騒ぎを起こした。95年9月、30歳の時である。
95年3月ごろから、たびたびフィリピンに帰国するようになったルビーは仕事にも穴をあけるようになった。それが常習化して番組を次々と降板する事態。レギュラーコーナーまで設けてもらった番組でも初日のスタジオ撮影に現れず、共演者を何時間も待たせる騒ぎも起こした。最悪なのは8月末。収録予定だった準主役のドラマでは撮影現場に現れず、監督が激怒。さらには9月下旬の大阪市主催のイベントも無断欠席したと報じられた。この時点で芸能界追放、引退といったウワサも流れるようになった。
この頃には行方もはっきりせず、ついに写真誌がフィリピンに帰国中のルビーを直撃。「ギャラの問題で、事務所が信じられなくなった。ウーロン茶のCM料は一円もなし」「大きな仕事があると、“借金”を名目にほとんどギャラから引かれる」などと不満をブチまけた。