オスカー女優が渾身濡れ場…映画「キャロル」の迫真演技

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 アカデミー賞授賞式を今月28日に控え、レズビアン映画「キャロル」(英米仏、118分)の激しい濡れ場が話題になっている。

「太陽がいっぱい」で知られる往年のミステリー作家パトリシア・ハイスミスの同名原作をトッド・ヘインズ監督が映画化。保守的だった50年代のニューヨークを舞台に、夫と離婚調停中の貴婦人キャロルと、デパート店員テレーズの許されぬ愛を描いた恋愛ものだ。

 キャロルを演じるケイト・ブランシェット(46)、テレーズ役ルーニー・マーラ(30)がそれぞれアカデミー主演女優賞、助演女優賞にノミネート。映画批評家の前田有一氏もその体当たり演技を絶賛する。

「疎外感にさらされていた2人が互いを思いやるベッドシーンは映画史上屈指の名場面です。両者とも全裸をさらして絡みあい、下半身を口で愛撫するショットまである。抜群のスタイルで知られる30歳のルーニーはともかく、46歳のケイトには勇気がいるシーンでしょうが、実に堂々としていました」

 今年の賞レースでも、2人の演技は高く評価されている。すでにカンヌ国際映画祭ではルーニー・マーラが女優賞を受賞。そのほか同作は、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞、LA批評家協会賞で合計7部門受賞、本命オスカーでも演技部門で最有力候補に挙がっている。

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