NHK連ドラでゲイ役好演 “役者”谷原章介が醸す大人の色気
自他ともに腐女子と認める都内在住の28歳女性は「このドラマにハマり中」とこう明かす。
「谷原さん演じる誠さんは、ゲイを隠して結婚していて子供もいる。さらに、若い純君と不倫中の“ずるい男”なんです。ただ、ずるくても画面の中の谷原さんがあまりに色っぽすぎて、どうしても憎めない。甘い声も破壊力抜群だし、純君とのキスシーンも腐女子的には100点満点!」
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏もこう絶賛する。
「LGBT当事者の葛藤や悩みを丁寧に描いている、素晴らしいドラマだと思います。金子さんの演技も繊細で、主人公が抱える孤独感や絶望感が伝わってきて、毎回胸が痛くなるほど。ドラマが進むほどに『普通とはなにか』『普通の定義は誰が決めたものなのか』、そんなことを深く考えさせられてしまう。多くの世代に見てほしいドラマだと感じています」
山下氏は2006年に上演された故・蜷川幸雄演出の舞台「あわれ彼女は娼婦」が忘れられないそうだ。
「谷原さんが舞台に登場した瞬間、その美しさと存在感に息をのんだものです。最近は司会業が多くなっていますが、大人の色気を醸し出す役者としては、今まさに脂の乗った時期。この機を逃さずに、今後はもっと“役者・谷原章介”としての露出を増やしてほしい。ドロドロの恋愛モノなんか、いいのでは?」
私生活では6人のパパである谷原。子育て奮闘中のイクメンだというが、画面では生活感をみじんも感じさせない技量を持っている。それでいて司会業もプライベートもソツがないのだから、大したものだ。