【ピスタチオ】「腎」を強化して足腰の冷えを改善する
寒さがつのってくるこの季節、足腰が冷えて困っていませんか? シニアの「冷え」にはさまざまなタイプがありますが、とくに多いのはお尻、太もも、脚など下半身の冷え。加齢によって血管が細くなったり、ふくらはぎをはじめとする筋力が弱るため、脚の血液を心臓に送り返すのが難しくなり、血行が悪くなることが原因と考えられています。
そもそも熱は筋肉から産生されるので、筋肉量の低下は冷えを引き起こす大きな要因でもあります。シニアの場合、体温維持機能も低下していますから、一度冷えるとなかなか元に戻らない傾向もあるのです。
「冷えは万病の元」といいますが、免疫力や回復力の低下、腰痛などのトラブルを引き起こします。とくに、冬に向けて風邪やウイルス感染対策が必要になってくるこれからの季節は身体を温めることはとても重要です。
中医学において、下半身の冷えは「腎陽虚」と呼ばれる状態と考えます。腎は、生殖機能・生命活動をつかさどる臓器。成長・発育・老化と関わりが深く、まさにアンチエイジングの要となる臓器です。腎が弱ると、下半身のトラブルが増加します。