沢尻エリカ保釈 ドタバタ“面前謝罪拒否”真相と裁判の行方
■起訴に胸をなで下ろした警視庁とNHK
起訴された沢尻被告はこれからどうなるのか。自宅からはLSDの染み込んだ紙片も見つかっており、本人はいずれの所持も認めた上で、「数週間前に知人から預かったもの」と説明しているという。
「ただ、押収されたMDMAの粉末は微量ですし、尿鑑定の結果もシロ。さらに沢尻被告の弁護団に“若き無罪請負人”の異名を持つ辣腕弁護士も名を連ねていることから、『不起訴・無罪になるのでは』と指摘するメディアもありました。東京地検が沢尻被告を起訴したことで、彼女を逮捕した“組対5課”こと警視庁組織犯罪対策5課は、ひとまず胸をなで下ろしているはずです」(捜査関係者)
問題は公判を維持できるかどうかだろう。沢尻被告が「自分は預かっただけ。中身をよく知らなかった」などと全面否認に転じる可能性もありそうだ。
「検察側はこれから沢尻被告が違法性を認識してMDMAなどの薬物を所持していたことを立証していくことになるでしょう。もし、沢尻被告側が否認に転じても有罪に持ち込めるだけの証拠と供述があるから検察は起訴に持ち込んだと考えられます」(刑事事件に詳しい弁護士の浦上俊一氏)