死因3位は肺炎…ワクチン1本5年効果でも普及率2割の壁

公開日: 更新日:

 ちなみに、アメリカでは喫煙者も肺炎球菌ワクチンの接種対象者の中に入っている。
 肺炎球菌ワクチンは1回の注射。一度打つと効果は5年持続する。

「肺炎球菌の23種類の型に対して免疫をつけるので、型によっては5年未満・以上ということがありますが、平均して5年。たとえば65歳で接種すれば、70歳で効果が減少するので、再接種となります」

 では、75歳で効果が切れた場合は?
「私は再々接種を勧めます。いくつかの論文では、再々接種でも抗体が上がることが示されています。また、大きな副作用も認められていません。アメリカでは、<再々接種が有効だというはっきりしたデータがない>という理由で再々接種を勧めていませんが、私は受けた方がいいと思います」

 肺炎球菌ワクチンの副反応としては、接種後の注射部分の腫れや痛み、赤みなどがある。ただし、通常は3日以内に治まる。

 65歳以上の身内に知らせよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」