痛みやつらさを医療者に上手に伝えるための「5W1H」
「痛くて、トイレに行けない/眠れない」というようにだ。
「生活上で困っていることが具体的に伝わり、どの程度のダメージなのか分かりやすい。患者、家族、医療者が同じ目的を持って、今後の生活を考えた最善の治療を行っていけます」(池永医師)
主治医に限らず、看護師に伝えるのでもOK。
患者や家族から池永医師によく寄せられる質問は、次のものだ。
★せっかく医師が薬を出してくれたのに、効いていないなんて言いにくい
「痛みが続くのは、病気のせい。薬はすべての人に効くわけではなく、使ってみないと分からない。効くけど量が不十分の可能性もあります」
★痛みが強くなっているのは、病気が悪くなっているということ?痛みを取ったら、病気がどうなっているか分からないのでは?
「痛みと病気の進行はあまり関係がない。病気については検査でちゃんと分かります」
★痛みくらい頑張って耐えなくては。痛いなんて言ったら、治療が中止されるのでは?
「痛みと闘うのではなく、痛みはしっかり治療して、病気と闘っていきましょう」