著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米で話題 キツツキの脳研究で人間の「脳震盪」が防げる?

公開日: 更新日:

 前回、「アメフト選手の間でCTE(慢性外傷性脳症)が大きな問題となり、ウィル・スミス主演映画『Concussion(脳振盪)』で一般の人たちの間でもクローズアップされるようになった」とお伝えしました。

 この影響で、衝突の衝撃を少しでも和らげるヘルメットなどのスポーツギアの開発が次々に行われています。非常に細い金属コイルが張り巡らされ、衝撃を吸収し、分散させる働きがあるヘルメットや、内側に何層にも貼られたゴム製のダンパーが緩衝材となるヘルメットなどです。

 しかし、最も注目されているのはヘルメットではありません。

 映画「脳振盪」の中でアレック・ボールドウィンが演じたドクターのジュリアン・ベイルズ(Julian Bailes)は実在の脳外科医で、彼は脳に出入りする血流に着目しました。

 人間は心臓が1回鼓動するごとに、一定量の血液が頭に出入りします。そこで、軽量の首輪で頚動脈に圧迫を加え、ほんの少し余計な血液を脳に残すことで、衝撃を受けた時のクッションにしようというのです。スプーン1杯ほどの血液でも大きな違いが出るとのことで、現在、高校のホッケー部などでテストが行われています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議