古い銀歯は取り換えが必要か

公開日: 更新日:

 昔の銀歯はセラミックなどに交換した方がいいと聞きます。ユニオルソ矯正歯科(東京都豊島区)の篠原親院長が教えてくれました。

「銀歯であろうとなかろうと、上手に付けてあれば交換する必要はありません。問題は素材ではなく、技術とその後のケアです」

 金属の詰め物やかぶせ物が危険だといわれる理由の一つは、かつて水銀を含むアマルガムという合金が使われていたから。

 現在はほとんど見られなくなり、保険適用のレジン(プラスチック)か金銀パラジウム合金(以下「金パラ」)が主流になっているといいます。金パラは何年経っても成分が溶出することはなく、レジンより丈夫で、丁寧に治療されていれば半永久的に保てるのだそうです。

「金属歯の交換が必要なのは、付け方が下手で虫歯になりそうな場合と、色が気になる場合。交換するとなると、元の歯を一回り大きく削らなければならないので、基本的にはお勧めしません」

 保険適用外でもよければ、一番お勧めの素材は「18金」と篠原先生。金パラより軟らかくて対向歯を傷めにくく、金属アレルギーの人でも使いやすいそうです。

 ただし、どんな素材の歯でもケアを怠っては元も子もありません。

「詰め物やかぶせ物をすると、どうしても隙間ができ、虫歯になりやすいのです」

 歯の治療が終わったら、それまで以上に念入りなケアを!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動