大腸がんと胃がんの重複は報告によって3~10%。大腸がんの方は、念のため胃がんの検査もすべきですし、逆もまたしかりです。「咽頭がんと食道がん」「喉頭がんと肺がん」の重複も珍しくありません。どちらかのがんが見つかったら、もう一方のがんを想定した検査を受けておくべきです。
がんの数が多いと、怖いかもしれませんが、1個でも複数でも、がんは早期発見、早期治療に尽きます。早期なら、その分、根治できる可能性が高まるのです。がんをインベーダーに見立てて、見つけたらすぐに治療する積極的に闘う姿勢は、重複がんの治療には、きわめて有効。
鳥越さんのケースもありますから、あきらめないことです。