メタボ健診で男性が腹囲85cmを超えたら何が危険なのか?

公開日: 更新日:

 健康診断の季節だ。飲み会の席でも診断結果が話題になり、血糖値がどうした、尿酸値はどうだと、“病気自慢”になるケースは珍しくない。

 では、腹囲はどうだろう。

 腹囲は内臓脂肪肥満を判断する指標のひとつ。よく、「男性85センチ、女性90センチ」が基準とされる。コレを超えると、脂肪過多と判断され、メタボリックシンドロームのリスクが高まるというわけ。

 メタボとは、言うまでもなく高血糖や脂質異常、高血圧が重複して出現した状態だから、健康とは言い難い。これら3つの“症状”に加えて過体重であれば、実は“相当ヤバイ”状況といっても過言ではないのだ。

 そもそも、男性の腹囲「85センチ」というのは何か? これはCTスキャン検査で、へその周りの胴を輪切りにした画像で、内臓脂肪の面積が100平方センチに相当する腹囲だとか。

 日本肥満学会では、内臓脂肪面積が100平方センチ以上を内臓脂肪過剰蓄積としている。内臓脂肪が100平方センチを超えると、100平方センチ未満のケースと比較して、高血糖、脂質異常症、高血圧の「合併する疾患数が50%以上高くなる」という。内臓脂肪から血圧を上げたり、コレステロール値を高くする物質が放出されるからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動