「包茎」にはカッコ悪いと思う必要のないタイプがある
実は、日本人男性の6~7割は、普段は包皮がかぶっている仮性包茎なのです。だから仮性包茎であるのが普通で、恥ずかしいことではなく、手術を受ける必要もありません。ただし、毎日お風呂で包皮を剥いて、きれいに洗うことが大切になります。
■公的保険が利く手術も
一方、真性包茎は必ずしも手術が必要というわけではありませんが、亀頭が露出できないときれいに洗うことができないので、不潔になります。亀頭と包皮の間にアカがたまりやすく、嫌な臭いがしたり、痛みやかゆみの原因になる亀頭包皮炎を起こしやすくなります。できれば手術を受けることをお勧めします。
また、カントン包茎を起こした場合には、亀頭の下が強く締め付けられるので、痛みとともに包皮にリンパ液がたまって腫れ上がります。この状態が長く続くと亀頭が壊死(えし)を起こすので緊急手術が必要な場合があります。カントン包茎を起こすような人も手術をお勧めします。
ちなみに真性包茎とカントン包茎の手術は保険適用となり、仮性包茎で手術を受ける場合には自由診療(自費)になります。