基礎代謝が低下した高齢者はかつてない夏にどう備えるか

公開日: 更新日:

 また、高齢になると季節への対応も苦手になり、夏でも厚い羽毛布団をかぶったり、長袖長ズボンの下着で寝る人も多い。高齢の親がひとり暮らししているという人は、薄いタオル地の布団や、半袖の寝間着を買い与えることも熱中症予防には大切だ。

「熱中症予防に一番大切なのは水分補給。コーヒーやビールには利尿作用があって水分を失ってしまうので、水や麦茶など、カフェインがなくて飲みやすいものが一番いい。寝る前には水をコップ1杯。さらに、夜中に目が覚めたときにもすぐに水を飲めるよう、枕元に水差しを用意しておくと、熱帯夜の脱水症状を防げます」

 1杯の水が高齢者の命を守ることもあり得るのだ。

 (つづく)

【連載】コロナ禍での熱中症対策

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が