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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

CDCがコロナ検査の基準を突如変更 トランプの意向との指摘も

公開日: 更新日:

 CDC(米疾病対策センター)が突然、新型コロナ検査の基準を変更し、衝撃が広がっています。

 これまでは「感染者とソーシャルディスタンスである1・8メートル以内で15分以上接触した者は全員検査すべき」と定められていました。ところが新たなガイドラインでは、同様に接触があっても「症状がなければ検査の必要なし」となりました。 コロナの感染者は無症状者が4割を占め、それでも感染力を持つサイレントスプレッダーの存在は、広く認識されつつあります。今回の基準変更は間接的にこれを否定することになり、医療関係者からは強い警告の声が上がっています。

 一方、ニューヨークやカリフォルニアなどの州は、独自の体制で検査数を数万人規模に拡大してきました。接触者をいち早く特定し、感染経路を明らかにして広がりを防ぐトラック&トレーシングも重要な役割を果たしています。また、検査でわかる人口あたりの感染率も、学校やその他の商業施設の再開の目安として使用されてきました。 「実は今回の決定は、トランプ政権の強い意向を受けたものだ」と報道したのはニューヨーク・タイムズです。CDCとトランプ政権のタスクフォースの話し合いで決まったとされていますが、かねて検査の重要性を強調していた国立アレルギー感染症研究所のファウチ博士は、喉のポリープ手術のため会議に出席していなかったことがわかっています。

 またトランプ大統領は、以前から検査を拡大すると感染者が増えるから検査の数を減らすようにと呼びかけてきました。

 そのため、今回はそのトランプ氏の意向が反映されたものではないかと推測されているのですが、政権はこれを否定しています。

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