コロナワクチン接種後死亡は2059件に 初の乳幼児用ワクチン死亡事例も
専門部会では22年3月12日までに報告された12歳以上の2054件の死亡とワクチン接種との関連について、α=ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの、β=ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの、γ=情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの──と評価している。その結果は以下の通り。
▼ファイザー社製 α=1件、β=10件、γ=1818件
▼モデルナ社製 α=0件、β=1件、γ=223件
▼武田社製ノババックス α=0件、β=0件、γ=1件
また、ファイザー社製小児(5~11歳)用の3件については、いずれも「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」と評価されている。ちなみに乳幼児用ワクチン後の初死亡事例として報告された1歳男児は、2023年2月16日にワクチン接種し、18日に死亡した。男児はピアソン症候群の持病があり、腹膜透析を継続していたという。死亡時画像診断は実施されず、剖検は実施されなかった。
なお今回、同専門部会は「現時点においては、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。