突然の頭痛や首痛は…くも膜下出血を招く「椎骨動脈解離」かもしれない

公開日: 更新日:

 血圧(正常値:140/90㎜Hg以下)は起床とともに上がり、夜間にかけて徐々に下がって睡眠時に最も低くなる。しかし、睡眠障害で睡眠時に何度も目覚めるとそのたびに脳が覚醒して交感神経が活性化し、夜間でも高血圧の状態になる。椎骨動脈解離を防ぐためにも、普段から高血圧の人は睡眠時間をしっかり確保する必要がある。

「痛み」にも注意したい。

「椎骨動脈解離の主な症状は、首の後ろの痛みや頭痛です。痛みの程度は人それぞれで、耐えられる程度の痛みや今までに体験したことがない激しい痛みを訴える人もいます。整体で過度に首を動かしたり、ゴルフやジムで急に首を動かした際に解離が起こることもあります。首や頭に激しい痛みを感じたら、脳神経外科を受診して画像検査を受けてください」

 診断はMRIや3D-CTAなどの画像検査で行われ、超音波やレントゲンでは椎骨動脈解離は発見できない。首の後ろの痛みで整形外科を受診し、「肩こり」や「寝違え」とされて見逃されるケースも少なくないので、早期発見するためにも椎骨動脈解離の診断が可能な専門医を受診することが大切だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動