著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【尿潜血】陽性で考えられる病気…尿タンパクもあれば腎炎かも

公開日: 更新日:

 尿路結石で陽性になることもあります。結石が尿管から排出される際に、尿管の内壁と擦れて血がにじみ出ることがあるからです。

 腎臓がん膀胱がんの可能性も少し考えられます。これらのがんでも、尿潜血が陽性になることがあります。いずれも60歳以上の男性で急増するがんですが、1年間の新規患者は、両がん合わせて、60代前半の男性で1000人に1人以下、60代後半でも500人に1人以下です。尿潜血が陽性だったとしても、がんの可能性は低いですが、心配なら精密検査を受けたほうがいいでしょう。

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