世界は温暖化から沸騰化へ…働く者のサバイバル「シエスタ」に注目
世界的な猛暑が続く中、ヨーロッパの古い習慣に新たなスポットが当たっています。1日で最も暑い時間には仕事をやめて昼寝するという「シエスタ」です。
7月は人類史上最高に暑い月となり、洪水や竜巻、山火事などの自然災害が世界中で発生し続けています。これを受けてグテーレス国連理事長は「地球は温暖化の時代は終わり、沸騰化の時代に入った」とコメントしたほどです。
海水温の上昇も著しく、アメリカ南部フロリダの海水温は37.8度とジャグジーなみの気温に達し、珊瑚礁などの生態系にダメージを与えています。さらに懸念されるのは海流への影響で、早ければ2025年、遅くても今世紀中に、大西洋の海流が崩壊すると予測されています。また北極の氷が溶けることで、インドから南米、アフリカまで広い範囲で降雨パターンが激変し、世界の食糧供給に危機をもたらすと考えられています。
熱暑の中のサバイバルの1つとして注目されているのが、スペインの古い習慣シエスタです。エアコンがない時代、1日のうち最も暑い時間は、人々は仕事をやめて家に帰り昼寝をしていました。