皮膚に現れた「できもの」の正体(2)【粉瘤】悪性ではないが生活に支障が出る
「粉瘤は免疫力が下がった時に、毛穴が炎症を起こすことで形成されます。まずは、テスト勉強などで寝不足の生活が始まる中学生、高校生ぐらいから増えてくる。中高年の男性の場合は、仕事のストレス、寝不足、飲酒、喫煙が原因で発生する方が多いかな、という印象です。免疫力が整えば毛穴の炎症はかなり減りますから、規則正しい生活をして、過度な飲酒や喫煙をしなければ、かなりコントロールできるといえます」(秋岡院長)
悪性のできものではないし、中高年の男性にとっては珍しいものでもない。とはいえ、悪化した場合は不快な日常生活を送ることになってしまう。日頃から生活習慣に気を配り、なるべく発症を抑えたいところだ。
もしも粉瘤ができてしまった場合は、早めに受診した方がいい。(つづく)