著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米国のノスタルジー・ブームは「心のサバイバル」…日本でも昭和が人気

公開日: 更新日:

 興味深いのは、ノスタルジーを抱くのが若い世代に多いことです。アメリカZ世代の15%が今より過去の方がよかったと感じています。彼らは自分がまだ生まれていかった時代に対しても「擬似ノスタルジー」を抱く傾向があります。

 Z世代はコロナのパンデミックの影響を強く受けた世代です。さらに深刻なインフレや戦争、政治の混乱、気候危機などが彼らの未来に立ちはだかっています。そのためにメンタルを病む人も少なくありません。そんな彼らが何も考えずにいられた子供時代や、こうした問題が少なかった過去を懐かしむのは、一種のサバイバルとも言えるのではないでしょうか。

 日本で起きている昭和ブームも、こうした心理と繋がっているかもしれませんね。

【連載】ニューヨークからお届けします。

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