稚内市立図書館(北海道)樺太、南極、利尻、礼文の資料ならここ
日本で最も北に位置する図書館だ。
2003年6月、現在の場所にリニューアルオープンした。館長の近藤みのりさんがこう言う。
「コンセプトは世代間の心が自然に通じ合うような、ぬくもりのある空間です。館内には柱がほとんどなく、視界を遮りませんし、中庭やテラスを配置して可能な限り自然の光を取り入れるようにしています。照明が書架の真上にあり、高齢者の方も含めて本が見やすくなっています」
オープンした2003年には照明学会の照明普及賞を受賞している。
玄関を入って正面は「ブラウジングコーナー」。丸いスペースの中央に円形のソファが置かれ、くつろぎながら新聞や雑誌を読める。
その奥が「一般図書コーナー」で、さらに奥に進むと正方形の「中庭」がある。4、5メートル四方をガラスで仕切られ、天井は吹き抜け。芝生には木が植えられ、夏場はベンチが置かれる。中庭の隣は畳敷きの「和室コーナー」。寝転びながらの読書も可能だ。
玄関を入って左側は「喫茶コーナー」。館内はフタの付いた飲み物であればOK。喫茶コーナーでは持ち込んだ食事を取ることもできる。
蔵書は閉架図書も含めて約20万冊だ。