メッツ千賀滉大 ナインの信頼勝ち取った強硬登板…点滴打ち「最悪の状態」でも6回無失点4勝目
メッツ・千賀滉大(32)が日本時間8日、敵地アリゾナ州フェニックスでのダイヤモンド(D)バックス戦に登板。2023年のナ・リーグ新人王キャロルら好打者が揃うDバックス打線を相手に6回を2安打無失点4奪三振と好投し、4勝目(2敗)を挙げた。チームは7-1で勝った。
昨季、右肩痛でシーズンの大半を棒に振った千賀は開幕から好調。防御率1点前後をキープし、ドジャース・山本由伸(4勝2敗、防御率0.90)とナ・リーグの最優秀防御率を争い、開幕ダッシュに成功したメ軍投手陣を牽引してきた。シーズンを通じてエース級のパフォーマンスを期待されたが、前回2日のDバックス戦ではチーム内で蔓延していたウイルス性胃腸炎に感染した。一時は登板回避も検討されながら、本人の希望で試合開始直前に点滴を打ってマウンドに上がった。万全でないコンディションにもかかわらず、4回を5安打1失点。2敗目を喫したものの、6三振を奪う力投を披露した。
チームはDバックス相手に連敗を喫したが、体調不良を押して最低限の投球を見せた千賀のワークホース(馬車馬)ぶりをチーム内外から絶賛する声が相次いだ。