中国での拡大が報じられた「ヒトメタニューモウイルス」感染症の危険性は? 専門家に聞いた

公開日: 更新日:

 ――感染した場合、インフルエンザやコロナとの見分けはできるのか?

「すでに世界中に広がっていますので、殆どの人は過去に感染したことがあると思います。ただ症状でインフルエンザやコロナと鑑別することは難しい。幼児や高齢者で重症化することがあるのですが、それ以外の年齢層では無症状か風邪程度です」

 基礎疾患があったり高齢者などは重症化のリスクも避けられず、「例えば、米国で介護施設の高齢者で集団感染があったケースでは、咳などの呼吸器症状を呈する患者57人のうち、25人 (56%)が肺炎となり、6人(11%)が死亡しています」という。
 
 ――もっとも、矢野氏は今回の感染者の状況を注視すべきと懸念する。なぜか?

「現在問題となっているウイルスによる肺炎の年齢層が気になります。若年~中年の成人で重症化しているならば心配です。その場合には、病原性のあるウイルスが誕生した可能性があるからです」

 ――予防のためにできることは?

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

  2. 2

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

  3. 3

    中居正広「テレビから消える日」いよいよ現実味…女性トラブル示談金9000万円報道いまだ波紋

  4. 4

    中居正広“9000万円女性トラブル”報道で再注目 女子アナや芸人が暴露…テレビ局の“悪しき風習”

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    中居正広「申し訳ございません」ついに謝罪もSMAP再結成は雲散霧消…元リーダーが“終止符”を打つ皮肉

  2. 7

    《親会社変わってくれ》楽天OBが実名で痛烈批判! 創設20年で監督6人が1年でクビの「負の連鎖」

  3. 8

    【箱根駅伝】「予選会組」からのシード入りを阻む「高い壁」の正体…今大会は10組中たった2校だけ

  4. 9

    SNSを駆けめぐる吉沢亮の“酒グセ”動画…高級マンション隣室侵入、トイレ無断拝借でビールCM契約解除→違約金も

  5. 10

    中居正広“9000万円トラブル”で番組窮地…「今でも許せない」告発女性が反撃の狼煙