ペットの排泄物どうしてる? 自宅での処理は「消毒と除菌」の徹底が基本
消毒は、ウイルスや細菌などを無毒化することで、除菌はそれらの数を減らすこと。消毒液の濃度が薄過ぎると、消毒のつもりが、除菌にしかなりません。特にアルコールや薬用せっけんは、低濃度になりがちです。アルコールの場合、詰めた容器が密閉されていないと、アルコールが飛ぶことで低濃度になることもあります。
除菌が必要なのは、排泄物のゴミ処理をした後などに手や腕などに付着したウイルスなどを広げないためのもの。せっけんなどの手洗いでウイルスなどの数を減らしておけば、誤って口に入ったり、目をこすったりしても大事に至るリスクは減ります。自然界に普通に舞っているウイルスなどをゼロにはできませんから、過度な消毒意識は不要です。
■マスクと手袋の着用を
前述した塩素系消毒液のうち、次亜塩素酸ナトリウムは、刺激性が強いため、噴霧するときはマスクを着用し、直接手に触れないように手袋の使用も重要です。二酸化塩素なら、そこまで刺激は強くなく、直接触れても手荒れしにくく、衣服の色落ちもそれほど心配ありません。