トラストバンク 川村憲一社長(4)社長就任後、売り上げは150%アップ

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■社員一人一人に利益と数字について考えてもらった

 社長に就任した川村が最初に取り組んだのは、社員一人一人に数字と利益について考えてもらうことだった。

「それまでは、社員はトップの指示に従って行動していたから、自分のやっている仕事を数字で把握していませんでした。利益も気にかけていないところがありました」

 社長に就任した川村は、毎日欠かすことなく、社員たちに自分の考えを2~3分で読めるメッセージにし、チャットで伝え続けているという。

 しかし、いきなり数字を強く意識しろと言われても簡単にできるものではない。そこで川村は、2020年5月、社員たちの行動指針を策定した。

「これまでトラストバンクが、ユーザーや取引先の信頼を勝ち得てきたのはなぜか。私が考えて絞り出したアイデアに役員のフィードバックを受けながら、優先順位をつけて選び出したのが『すべての事柄は自分事として考える主体性』『諦めずにやりきる誠実性』『思考し、取り組み、改善する圧倒的スピード』といった言葉でした。これを3カ条にまとめて社員たちに伝えました」

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