村山治
著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。

【東京佐川急便事件】異聞(138)小沢一郎は「5億円のこと、最後までうそをつき通せますか」と聞いた

公開日: 更新日:
1993年2月衆議院予算委員会、小沢一郎議員の証人喚問(C)日刊ゲンダイ

 金丸信の臨床尋問での証言と金庫番秘書の生原正久の国会証言は重要な部分で食い違っていた。その理由を生原は筆者にこう説明した(太字は「法と経済のジャーナル」から引用)。

 親父が臨床尋問で語ったのは事実と違う。(5億円献金の話を)報告したのはその日のうちだった。渡辺さんから電…

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