日本の外食が世界最強と言われるワケ インバウンドで長蛇の列、海外展開も好調で完全復活
日本の外食チェーンの多くは海外展開している。米国に進出している人気ラーメン店や定食屋などは日本の3、4倍の価格で食事を提供しているが、連日賑わっているという。自国に帰った外国人旅行客が現地にある日本の外食チェーンを再び訪れる、という相乗効果も見られるとのこと。
「安いにもかかわらず、おいしいものを提供する日本の飲食店は、世界でも類を見ないほどレベルが高い。平成デフレで磨かれた日本の飲食・サービス業に太刀打ちできる外国企業はそうないように思います。外食チェーンはマンガ同様、世界で戦える数少ない日本のコンテンツになっています」(渡辺広明氏)
原材料費や人件費の高騰など向かい風が吹きながらも、値上げやインバウンド、海外展開で外食チェーンにようやく“春”が訪れようとしている。