損保大手の「政策保有株6.5兆円」売却表明はなぜ株価下落の要因にならない?

公開日: 更新日:

 普通、持ち合いが解消され、市場で大量の株が処分されるとなると大きく値を下げるものだが、今回は目立った値動きはなかった。理由は、先のトヨタや信越化学に加え、三菱商事や伊藤忠など、株売却の対象となった上位企業がいずれも一流・優良企業であることだろう。5900社すべてがそうとは言わないが、ちょっと値が下がれば買われる株ばかりである。次に、持ち合い解消の動きが加速されることは、日本企業や市場の透明化につながり、海外の投資家へのアピールポイントにもなったと思われる。

 いずれにしても、政策保有株の売却発表を混乱なくのみ込めたということは、最近の4万円株式市場の強さと底の深さの証明とみていいだろう。 (丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」