福岡市最後の大開発「九大跡地」に福岡PayPayドームを上回るアリーナ誕生か?
事業規模は1000億円超とも
この組み合わせについて、地元銀行幹部は「JR九州と西鉄など、競合する企業群がコンソーシアムを組んだことは驚きだ。それほど今回のプロジェクトは垂涎の的になっている」と指摘する。1000億円を超えるとされる事業規模に、融資を行いたい金融機関も浮足立っている。
焦点となるアリーナ建設の是非についても、「野球やコンサートが中心のペイペイドームとは異なり各種のイベントや国際的なプロジェクトにも柔軟に対応できるアリーナは必要」(地元銀行幹部)との意見が根強い。現在、進められている福岡市中心地の再開発「天神ビッグバン」もサミット誘致を視野に入れたものだ。
「JR九州や西鉄などの企業グループが優先交渉権を得た」(関係者)とされるが、最終着地はどうなるのか、注目される。