8月5日の株価大暴落「全値戻し」は半年後? 近年のケースを振り返り今後の展開を占う
日米の金融政策の違いから生じる金利差縮小による円高圧力は今後も続き、輸出主導株には逆風である。一方、日本株には①好調な企業業績②企業改革の進展などの好材料がある。しばらくは両者の綱引きが続き、2番底.3番底をつけるかもしれないが、今回の急落は過熱相場の修正であり、日本企業のファンダメンタルは何ら変わりがない。しかも牽引役のNY株市場も絶好調である。過去の例にならうなら、「全値戻し」は半年程度で実現するとみるが、ブラックマンデー時の5カ月を上回ることだって十分にあって不思議はない。(丸)