杉田水脈がハシゴ外され参院転出に“赤信号”…裏金非公認の免罪符「政倫審」弁明は現職のみ
杉田氏は裏金1564万円で党役職停止6カ月の処分を受けた。同じ処分の衆院側6人のうち菅家一郎、中根一幸、小田原潔の3氏は非公認となり、菅家は出馬を断念。残る3人も比例重複を認められず、生き残ったのは栃木3区の簗和生のみ。
今から政倫審に出ようにも「審査の申し出は現職議員に限られる」(衆院広報課)とのこと。杉田氏に弁明の機会は与えられない。
衆院選出馬断念の直前、森山幹事長から電話で「そっち(参院選出馬)を頑張ってこれから目指した方がいい」と告げられたという杉田氏。ハシゴを外され、参院転出に赤信号がともったが、度重なるヘイトスピーチが問題視される彼女の「非公認」は石破ら執行部の良識と言えよう。
石破自民は衆院選の公約で、いの一番に「ルールを守る」と掲げた以上、例外は認められない。