斎藤元彦・兵庫県知事にくすぶり続ける公選法違反疑惑…渦中のPR会社メルチュの「請求書」と「見積書」で違う印影が
兵庫県の斎藤知事の公選法違反疑惑がくすぶり続けている。斎藤知事は「代理人に対応を一任」と繰り返し、代理人の奥見司弁護士は先月27日に会見を1度だけ開いたきり。
会見で奥見氏は渦中のPR会社「merchu」(メルチュ)からの請求書を公表し、計5項目計71万5000円分の仕事は「政治活動や立候補の準備行為として対価の支払いが認められている」と疑惑を否定。メルチュの折田楓社長が投稿サイトに「広報全般を任されていた」などと記した内容は「盛っている」とまで言ってのけた。
ただ、奥見氏はメルチュから斎藤知事側に「見積書」が届いたことを明かしていた。前出の発注内容のほか、「YouTube用動画撮影」などの項目があったという。
「しかし見積書は公開しないまま。実際は見積書通り選挙中の動画撮影も依頼し、報酬を支払う契約だったのではないかとの疑念は残ります」(会見に参加したジャーナリスト・横田一氏)