「投手大谷」は試練のぶっつけ本番へ…「復帰は5月より早いかも」とロバーツ監督
大谷翔平(30=ドジャース)の投手復帰が早まる可能性が出てきた。
ロバーツ監督は以前、投手としての復帰時期について5月をメドと話していたが、この日(日本時間26日)、「それより早い可能性もある。東京シリーズでの登板はないと言ったが、投球プログラムの進捗状況次第になる」と言ったのだ。
大谷は30日にブルペン投球を再開する予定とはいえ、28日には米本土の開幕戦が始まる。1番打者としてチームを離れるわけにいかないから、2Aや3Aでの調整登板は不可能だ。ナイター前のライブBPや、ドジャースのマイナーリーガー相手のミニゲームが検討されているものの、いずれにしても練習の域を出ない。つまり、実戦らしい実戦を踏まずに、いきなりメジャーの公式戦に投げることになるのだ。
二刀流の大谷がこれまで、実戦を経ずにメジャーで投げた経験はない。1度目の右肘手術明けだったエンゼルス時代の20年は開幕からDHで出場し、5月に投手として復帰する予定だった。しかし、コロナの影響で開幕が7月下旬にズレ込んだため、投打の実戦を経た上でスタートから二刀流が可能だった。