2025年は値上げラッシュ再来、実質賃金も大幅増は望み薄…荻原博子さんが説く「生活者の心構え」
2025年の食料品の値上げは、品薄から高騰した米価の高止まりが続き、1月には1年半ぶりにパン製品の一斉値上げなど今年も春先にかけて断続的な値上げ傾向が続くとみられる。
24年通年の値上げ品目は累計で1万2520品目と前年の3万2396品目から6割減の水準となった。しかし、25年は「再び値上げ圧力は強まる」と帝国データバンク情報統括部の藤井俊部長がこう述べる。
「昨年メーカーは、人手不足から人件費増や円安による原材料の値上がり、賃上げなどで本来なら商品の値上げをしたかった。しかし前年の急激な値上げラッシュでPBなど安価な代替商品への需要シフトや、値上げ後の買い控えが定着、値上げは消費者離れがますます予想され価格の引き上げは躊躇せざるを得なかった」
そのうえで、「しかし今年はサービス価格の上昇が企業努力では対処可能な範囲を超えつつある。したがって、25年は再び値上げ圧力が強まる傾向が続くと考えられます」と続ける。
総務省が昨年12月20日に公表した同年11月の消費者物価指数は109.2(生鮮食品除く)で前年同月比2.7%と39カ月連続で上昇。とくに米価の上昇は前年同月比6割高と、今年も価格は落ち着く気配が見えない。