中国AIディープシークの衝撃!エヌビディア「1強」時代の次に来るもの
ただ、それでも、誰でも利用可能な「オープンソース型」で開発されたR1の衝撃は計り知れず、今後、効率の高いAIモデルが続出する可能性は大だ。それは株のAI相場の勢力図を変えることにもつながっていく。
想定されるのは、半導体一辺倒からソフト・ITサービス銘柄への広がりである。
注目銘柄をいくつか挙げるとすれば、AI需要で法人向けソフトウエア部門が好調なIBMや、企業へAIモデルの導入を手掛けるセールスフォース。日本企業では大手ソフトウエア企業、特に業績好調でAI研究で実績のあるNECだ。
中国発ディープシークの出現により、AI関連株はエヌビディアの1強からさまざまな銘柄が注目されるようになっていく。別の見方をすれば、世界のAI相場は広範で息の長いものになっていくと見ていいだろう。 (丸)