大阪・西成には1泊100万円超の民泊が登場 中国人経営者が次々参入狙い
高騰するホテル料金を追い風に、民泊が息を吹き返している。舞台のひとつが大阪・西成だ。日本人の投資家H氏は「物件を買おうと見に行ったけど、もうなかった。すぐ売れてしまうらしいわ」と話す。西成といえば日雇い労働者の宿が並ぶドヤ街でも知られる。
今から20年ほど前、「動物園前1番街」「動物園前2番街」と呼ばれる西成の商店街は、若い女性が歩けば無事では帰れない、暗くて怖い場所だった。そこに2010年前後から中国資本が経営する「カラオケ居酒屋」の電飾看板がポツポツと出現した。「生ビール500円」「つまみ1品300円」の格安に、日本人のネクタイ族どころか、出張族も訪れるように。別称“中国系ガールズバー”は、ついに全国から人が集まる西成の観光スポットになってしまった。
この界隈で、最近物議をかもしたのが「1泊100万円」という中国系民泊だった。
周辺事情に詳しい企業経営者の吉川葉一氏(写真提供)は「私が知る1泊100万円の民泊は豪邸でもなんでもないんです」と言いつつ、「100万円」をつける理由をこう説明する。
■関連記事
■関連キーワード
-
目からウロコ 大人の寺子屋 セラピストに聞いた がん患者を家で看取る知識「賢い看病とは、家族で役割分担をしっかり決めること」
-
備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】
-
語り部の経営者たち ソムリエ(トゥエンティーワンコミュニティ)守川敏代表取締役(4)ワイン在庫150万本、商品数2100は国内トップ
-
変容するインバウンド オーバーツーリズムに住民の我慢も限界…政府は「訪日観光客6000万人」目標も現場の実情とは大きく乖離
-
語り部の経営者たち ソムリエ(トゥエンティーワンコミュニティ)守川敏代表取締役(3)借金を抱えてオープンも…満席が3カ月続く嬉しい悲鳴