中部空港めぐる国交省と採石業者の「官製談合」の裏側…巨額予算69億円消化のプレッシャー
しかも工事の発注が遅れたことで、石材の納期は21年2月から3月末までのわずかな期間。年度末までに予算の消化を強行するため、両者が手を握ったとみられている。
23年に国交省が改めて実施した調査で、納入された石材の30%が土砂だったと報告。「いまだに100万立方メートルの石材が納入されているか判断できない」と話す同局は本紙の取材に、「石材は工事に間に合えばいい。丸昇石材との契約解除はしない」と回答した。国民が物価高で苦しむ中、こんな血税のムダ遣いは許されるものではない。