著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

日中戦争の中、米国知識人は中国への支援を惜しまなかった

公開日: 更新日:
重大声明を発表する汪兆銘(昭和14年7月18日、場所不明)/(C)共同通信社

 前回触れた孫治平の証言をいま少し紹介していきたい。孫治平は孫文の子息である孫科の次男であった。1990年代初めに私は台北で取材することができた。温厚で優しい口ぶりが印象的であった。

 むろん中国人の通訳が付いたのだが、時折、滑らかな英語で話すことがあった。私の拙い英語にも…

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