昭和19年10月の台湾沖航空戦の「大戦果」には日本中が大はしゃぎした
個々の戦闘や海戦では敗北ばかりが続いている。その状況で国民の間には、強いストレスがあった。戦時指導者も偽りの報告をもとにして、「大本営発表」を国民に伝えていたが、彼らとて次第に何が真実なのか、わからなくなっていた。戦時下の日本社会は平衡感覚を失う心理的空間とそれをもとにした「大…
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