著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

米英の抗議にも耳貸さず…シベリア抑留者はソ連の「戦利品」だった

公開日: 更新日:
ソ連のシベリア抑留・強制労働による損害賠償訴訟で請求棄却の判決後、集会を開き抗議する原告ら(1989年4月18日)/(C)共同通信社

 ソ連の満州国での暴行や強奪は、いくつかの資料を見ていくと、独自の考えに基づいていたことがわかってくる。独ソ戦の際に、ソ連国内の都市の中には、それこそ破壊の極みに達した地も出た。むろん戦死者の数も戦争の当事国の中で上位に位置するほどの状態になった。そういう状態の中で賠償金に匹敵す…

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