山崎晃嗣は人間の感情を数値化して刑を決める「数量刑法学」の確立に野心を抱いていた
山崎晃嗣は東大に復学してからは、全ての科目で「優」を取ることと、誰もが手を染めることのない仕事に乗り出すことを自らに課した。それが学徒出陣で軍内で理不尽な思いをしたことの仕返しでもあった。もし山崎が政治的タイプならば、共産主義運動に参加して軍事批判の先頭に立ったかもしれない。し…
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