やっぱり! 首相最側近の木原誠二氏が“岸田派復活”を匂わせ宣言、脱法パーティーの抜け道もある
脱法パーティーで資金集め可能
2022年6月に岸田首相の地元・広島で開かれた「内閣総理大臣就任を祝う会」をめぐり、主催した任意団体が事後、収益の一部を岸田首相が代表を務める自民党広島県第1選挙区支部に寄付。政治資金パーティーの実態を隠し、収支を分からなくする脱法パーティーだったとの疑惑が持たれている。岸田首相は29日の衆院予算委員会で、この問題を追及された。
今後、派閥による政治資金パーティーを開催できなくても、任意団体を主催者にすれば、パーティー収入を派閥メンバーの政治団体へ還流できる。資金集めは何とでもなるのだ。
「岸田首相の最側近から“復活論”が出てくるとは、いかに『派閥解散』が名ばかりに過ぎないかを表しています。いくら『本来の政策集団に生まれ変わる』と訴えたところで、ポストやカネとは切っても切れないでしょう。そもそも、宏池会(岸田派)の理念は源流をたどれば『国民の合意を政策に反映する』です。本来のあるべき姿に戻るというのなら、まずは原点に立ち戻るべきであり、抜本的な政策の見直しが必要です」(政治評論家・本澤二郎氏)
裏金問題は派閥解散や再結集が本筋ではない。まずは実態解明が先決だ。