次第にピエロになりつつあった東條英機
東條英機の元に定期的に通って軍内外の情報を報告していたのは、参謀本部作戦部の戦争指導班の班長である種村佐孝である。種村は東條派の軍人というより、むしろ東條のような感情的なタイプを嫌う側にいた。しかし軍の意向を代弁させるには、重臣としての東條は利用できると考えていたのであろう。種…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,171文字/全文1,311文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】