著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(1)死語同然になった言葉が持っていた暴力性

公開日: 更新日:
オーウェルの「1984年」/(提供写真)

 まもなく「昭和100年」、あるいは「戦後80年」の節目の年がやってくる。過去を振り返るばかりでは、私たちの気持ちも萎えていくことになるのだが、さりとて新しい年を楽観視しているわけにはいかない。ロシアによるウクライナへの侵略戦争はどのように推移するのであろうか。あるいは中東でのイ…

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