麻生太郎氏が新成人に「うまい話はない」発言のお門違い…強く言うべきは自民裏金議員
「まともな大人なら、楽しくてうまい話があって、銭がもうかるものなど世の中にないと知っている」「二十歳になったら『闇バイト』なんて引っかからない」
12日に福岡県飯塚市で開かれた成人式の関連式典に出席した際、高額な報酬をチラつかせて犯罪行為に誘導する「闇バイト」への注意を呼びかけた自民党最高顧問の麻生太郎氏(84)。発言が報じられた途端、ネット上では《おまいう》《楽してもうかる自民党国会議員》などと批判の声が続出し、これに対して《その通りなのに麻生さんをなぜ批判?》《麻生さんの言う通り》と賛同する意見が飛び交うなど、いまだに賛否を巡って激論が続いている。
「気をつけよう、うまい話と甘い汁」「儲け話には裏がある」――。ごく当たり前の発言なのだが、麻生氏は過去に自身がよほどの「うまい話」に乗って失敗した経験があるのか、国会ではこの類の発言を口癖のように繰り返していた。
■うまい話は裏があるって当たり前の話
「何となくうまいこと、生き馬の目を抜く世界なのかもしれませんが、何となくそちらの方が楽でもうかるからええやと言って、普通に真っ当に働くのがばかばかしくなってきたりするようなことになる影響という点もこれは考えにゃいかぬ」(2013年6月の参院財政金融委員会=アベノミクスの株高に関連して)